ドタバタしている時に限って余計なことをしてさらに時間がなくなる今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日写真撮影を頼まれたので、カメラを用意していたところ、SDカードをついフォーマットしてしまいました。
が、やった瞬間、先日出かけた際に撮影したデータが入っていたことに気が付き、ガックリ。
気がついたときには既にフォーマットが完了してしまいました。
ただ、フォーマットしただけならまだデータは完全には消えていないはずなので、簡単に復旧できるツールを使って復旧してみました。
マウントしたらターミナルからdf -hを実行してSDカードのデバイス名を確認。
デバイスは/dev/disk2s1だったので、これにrを付けて/dev/rdisk2s1とし、このデバイスからカードのイメージファイルを以下のコマンドで作成しました。
作成が終わったらSDカードは取り出しまし、作成したディスクイメージをダブルクリックしてイメージをマウントします。
再度df -hを使用してマウントしたデバイス名を確認しておきます。
ファイル復元ツールは色々あり、それこそピンきりなんですが、今回はフォーマット直後でデータの破損の可能性が低いということで、無料で使用できるツールを使います。
MacOSXで使用できるツールだと以下のツールが一般的なようです。
GUIはなく、CUIのツールですが、実用上十分です。
このPhotorecはTestDiskというツールに含まれているので、TestDiskをダウンロードします。
ダウンロードしたものを展開すると以下のような感じです。
この中のphotorecをターミナルから起動します。
ターミナルでこのフォルダ内に移動し、
sudo ./photorec
として実行します。
実行すると以下のような画面になります。
対象となるデバイスはここでは/dev/rdisk3なので、これを選択しReturnキーを押します。
パーティションを選択します。
今回はFAT32を選択しましたが、うまくいかない場合はWhole diskを選択するといいかもしれません。
SDカードはexFATだったので、Otherを選択します。
FAT32のunallocated spaceだけか、全てのパーティションかを選択します。
今回はFreeを選択したらうまく行かなかったのでWholeを選択しています。
最後に復元したファイルの保存場所を指定します。
保存場所のフォルダに移動し終わったらCを押すと復元が開始します。
復元中はこんな感じの画面でどんなファイルがいくつあったかが表示されます。
どうやら無事復元が完了したようです。
復元先のフォルダを開いてみると…
おー。
どうやら復元できているようです。
ファイルをMacの写真アプリに読み込んでみると、どうやら抜けもないようでした!
あわてて作業して余計な作業を増やしてしまいましたが、無事に復元できて良かったです。
なお、PhotoRecは無料で使用できますが、気に入ったら寄付しておきましょう。
そんなところで今回はここまで。
有料ではWondershareデータリカバリーがいいみたいです