零細IT企業経営&2児の父となった、あがたの個人ブログです。

東北新幹線はやぶさのグランクラスが快適すぎる

ゴールデンウィークも過ぎ、平常運転に戻り、別に生活環境に変わりがあるわけでもないのに5月病になりそうな今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

相変わらず更新が遅いんで時節ネタは外しまくるんですが、先月4月後半ゴールデンウィーク前に弘前さくらまつりに行ってきました。
弘前城の桜は噂に聞く通りすばらしかったですが、今回はその道中のお話。

前からちょっと気になってたJR東日本が提供している新幹線のグランクラス。
利用できるのは東北・北海道新幹線と北陸新幹線。
あまり新幹線で東北方面に出かける機会もないので、ここは1回ぐらい使ってみるかと思い、乗ってみました。

グランクラスとは

まーここで細かい説明をするよりも、以下のサイトを見てもらったほうが早いかと。
要するに、新幹線における飛行機のファーストクラスみたいなものですね。

Gran Class | meets 新幹線 | JR東日本

気になるお値段

予約しようと値段見て見ると、運賃は共通なのでいいとして、東京〜新青森間だとそれぞれ以下のような感じ。

  • 指定席:7,200円
  • グリーン:11,820円
  • グランクラス:16,960円
うーん。普通の指定席と差額9,760円。
軽食と飲み物が飲み放題がついてくるとはいえ、ここまでの価値があるかどうかは乗る前には判断がつかないところ。
今回は乗ってみたいというのと、帰りの予約は後ですることにしていたので、まずは行きは乗ってみようと購入してみました。
それに躊躇してるとこういうサービスいつ廃止されるかわからないですしね。
そういえば今回乗った新幹線「はやぶさ」と同名の寝台特急「はやぶさ」も、乗ろう乗ろうと思っているうちに廃止されちゃったのが思い出されます。

シートのみサービスという罠

グランクラスのサイトを見ていると、いちいち「※シートのみサービスの場合は異なります」と注釈が入っています。
「シートのみサービス」は、アテンダントがつかず、軽食・ドリンクなど、いろいろサービスが省かれているもののようです。
該当する編成は少ないので大丈夫でしたが、うっかり予約しちゃったら目も当てられないのでしっかりチェック。
基本的に短距離の運転となる編成が該当するみたいですね。

ビューゴールドラウンジも使えるよ

グランクラスを利用する場合は、ビューゴールドラウンジが使えるそうです。
これは本来ビューゴールドプラスカード会員向けに提供されているものですが、それがカード会員でなくても使えるとのこと。
ただ、ラウンジの営業時間が午前8時から午後6時まで。
これを確認してなくて失敗しました。今回予約したのが東京駅8:20発のはやぶさ5号。
無理やり利用しようと思えば利用できなくもなかったですが、ゆったりするための場所を利用するためにドタバタするのもバカバカしいので今回は利用せず…。
ラウンジ利用してみたい方は発車時刻調整した方がいいですね。

いざ乗車!

グランクラスは東京駅だと先頭車両。
ということで、先頭を撮影したり、側面のグランクラスのマークを撮影したり。

入り口は重厚な感じ。

中は間接照明で高級感を感じます。

今回は2列めBとCで嫁と座りました。
グランクラスは2+1のシートなので、お隣はお一人様席。
2人席に他人同士で座ることもあるようですが、シート幅がゆったり取られているのと、座席の間にパーティションがあり視線は遮られているので、あまり気にならないと思います。

この通り、窓が見えつつも隣の人は見えません。
ただ、これ知り合い同士だと若干邪魔くさいかもしれません。
リクライニング倒してると、話をするにもちょっと覗き込む感じになってしまうので。
パーティションが上げ下げできるといいんですけどねー。このあたりはJR東日本には改善していただきたい。

素敵な座席設備

座るとまずは手元にあるコントローラーに目が行きます。
ただリクライニングするだけでなく、背もたれ、座面、フットレストが個別に調整できます。
さらにアテンダントの呼び出しボタン。
この辺は飛行機っぽいですねー。

そしてメニューがアームレストに置かれてます。
この内容は後ほど。

 足元広々〜。
思い切り伸ばしても大丈夫なぐらい広いです。さすが!

手元のカクテルトレイ。
ちょっとした飲み物なんかを置くテーブルですね。

そしてアームレストに収納されている…

 じゃきーん!

 ぐわっ!

 ばーん!

 めっちゃひろびろー。
普通の座席の倍ぐらいあるダイニングテーブル。
食事やノートPC置いたりするためのものですね。
MacBookなら2台置けそう。

 読書灯も付いてます。
本体をねじると点灯します。

 読書灯、なかなか良い位置に付いてます。

アームレストの前面にはコンセントがあります。
AnkerのPowerPortでiPhone充電中。

さて、お楽しみの食事です!

軽食が付いてくるということで、さてどんなもんでしょうかと待っていると、東京駅を出て大宮を通過したあたりで出てまいりました。
和食と洋食で選べるんですが、自分は和食を頼みました。
写真の右の白っぽい箱が和軽食で、左はお茶菓子のパウンドケーキ。
メニューは季節ごとに変わり、しかも和食は上りと下りの列車でメニューが違うそうです。
乗ったのは4月なので、当然春のメニュー。
じゃーん。 

軽食なので量は少なめですが、どれも見た目きれいです。
下りの和軽食は東京をテーマにしたものだそうで、中身はこんな感じ。

  • さば山椒焼 
  • こごみ天ぷら 
  • 穂筍磯辺天ぷら
  • 玉子焼
  • 子持ち大根煮
  • 筍つみれ煮 菜の花と筍あん
  • 飾り人参
  • 季節御飯

お味の方は上品な味付けで、なかなか美味かったです。
普通に千円以上はするお弁当のレベルですね。

お茶菓子の方はこれまたオリジナルのパウンドケーキ。

これもなかなか美味かったです。

あとでおつまみのあられももらいましたが、これはまあ普通。

左上にロゴがあるように、亀田製菓製。
いや、まあ美味しいんですけどね。

飲み物も飲み放題だけど、飲み過ぎ注意

アームレストにあったメニューには、こんな感じで注文できる飲み物のリストが。

うちは自分も嫁さんも酒飲まないので選択肢はソフトドリンクに絞られるので、イマイチなんですが、アルコールOKな人はいいですねー。
ただ、前の席のグループが酒入ってからだんだん声が大きくなって騒ぎ出してたのはちょっとうーんって感じでした。
グランクラスのゆったり感が台無しなので、もうちょっと抑えていただきたいところ。
まあ飛行機でもファーストクラス乗り慣れない人がやらかすようなので、どこでも同じなんですかね〜。

とりあえずアップルジュース、ハーブティー、ダイエットコーラ頼んでみましたー。なにしろ新青森まで約3時間ですからね。

どのグラスもグランクラスのロゴ入り。
温かい飲み物には冷めないように蓋付き。

新青森到着

乗車したはやぶさ5号は、実は新青森までの最速達列車で、東京〜新青森がなんと2時間59分。
飛行機に比べればまあ倍以上なんですが、行先によっては十分価値がありますね。
それに飛行機は乗るまでに時間かかったりしますし。
で、3時間ほどの時間をグランクラスで過ごしたわけですが、まーこれはあれですね。

快適すぎてやばい。

お値段はちょっと張りますが、行きと帰りのどっちかだけでも使ってみるのはいいんじゃないでしょうか。
と、新青森到着時はそう思ってました。

帰りも乗っちまった

本筋からは逸れるんですが、弘前さくらまつりを堪能し、あるお店で昼飯を食べようとしてた時、お仕事の電話が。
しかも30分以内に連絡しろとか無茶を言い出して、そんなレベルの対応するほどの料金頂いてないんですがねーと、こちらも若干ブチ切れ。
とはいえ、放置するわけにも行かず、かといってホテルに荷物置いていたので急いでタクシーでホテルに戻り、MacBook回収してホテルのロビーでお仕事。
一応1時間ほどでトラブルはなんとか収拾したんですが、もう疲労困憊。
あーもうグランクラスでなくていいからグリーンにしたいかも…と駅で指定券買おうとしたら、ちょうどいい時間帯の列車のグリーン席がなんと満席!
もういいやこれはグランクラスに乗れという神の思し召しと思いぽちっと。
結局帰りもグランクラスに乗ってしまいましたとさ。

最前列席はやめたほうがいいかも

で、帰りのグランクラスの席は結構空いてたので、車両の端の列にしてみましたが、これが若干失敗。

前に別の座席があるとフットレストを一番上げた状態でも、足元がえぐれてる分でちゃんと足が伸ばせるんですが、壁に向かってだとこの通り足先が壁に当たってしまいます。
進行方向最前列の席はやめといたほうがいいかもです。
もちろんこれは足の長さという個人差がありますんで、そこんところは各自ご検討下さい。(ちなみに自分の身長は176cmです。)

グランクラスいいです

結論。
ちょっと高いけど、満足感はそれなりにあります。
値段分のもとを取るとか考えず、1回ぐらいは乗ってみてもいいと思います。
そんなところで、今回はここまで。

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